2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

度桑乾

ー賈島ー 桑乾(そうかん)を度(わた)る 并州(へいしゅう)に客舎して已に十霜 帰心日夜咸陽(かんよう)を憶う 端無くも更に渡る桑乾の水 却って并州を望めば是れ故郷

江雪

ー柳宗元ー 千山鳥飛ぶこと絶え 万径人蹤(じんしょう)滅す 孤舟蓑笠(さりゅう)の翁 独り釣る寒江の雪

地:図

軟:硬

挽歌詩

ー陶淵明ーー 魂気散じて何くにか之(ゆ)く 枯形 空木に寄す 嬌児(きょうじ)父を索(もと)めて啼き 良友 我を撫(ぶ)して哭(な)く

澄邁駅通潮閣

ー蘇東坡ー 澄邁駅(ちょうまいえき)の通潮閣 余生老いんと欲す海南の村 帝巫陽(ふよう)をして我が魂を招かしむ 杳杳(ようよう)として天低(た)れ鶻(こつ)没する処 青山一髪是れ中原はやぶさ。>

回郷偶書

ー賀知章ー 郷に回(かえ)りて偶(たま)たま書す 少小 家を離れて老大にして回る 郷音(きょういん) 改まる無く鬢毛催す 児童相い見て 相い識らず 笑って問う客は何処より来たると

登高

ー杜甫ー 風急に天高くして猿嘯(えんしょう)哀し 渚清く砂白くして鳥飛び廻る 無辺の落木嘯嘯として下り 不尽の長江 滾滾(こんこん)として来る

老境

ー李白ー 秋浦歌(しゅうほのうた) 白髪三千丈 愁いに縁(よ)って箇(か)くの似(ごと)く長し 知らず明鏡の裏 何れの処にか秋霜を得たる ー張九齢ー 鏡に照らして白髪を見る 宿昔 青雲の志 磋跎(さた)たり白髪の年 誰か知らん明鏡の裏 形影自ら相憐れまんとは い…

盆栽

五加(うこぎ) 連翹(れんぎょう)

ポロン

代悲白頭翁

ー劉希夷ー 古人復た洛城の東に無く 今人還た落花の風に対す 年年歳歳 花相い似たり 歳歳年年 人同じからず

和孔密州五絶 東欄梨花

ー蘇東坡ー 梨花は淡白 柳は深青 柳絮(りゅうじょ)飛ぶ時 花城に満つ 惆悵(ちゅうちょう)す 東欄一株(いっしゅ)の雪 人生看得るは幾清明

邙山(ぼうざん)

ー沈佺期(しんせんき)ー 北邙山上 墳塋(えい)列(つら)なり 万古千秋 落城に対す 城中日夕(にっせき) 歌鐘起こる 山上 惟(た)だ聞く 松柏の声

登幽州台歌

ー陳子昂(ちんすごう)ー 前に古人を見ず 後(しりえ)に来者を見ず 天地の悠悠たるを念(おも)い 独り愴然として涕(なみだ)下る

古詩 十九首其十四

ー無名氏ー 去る者は日に以って疎し 来る者は日に以って親し 郭門を出でて直視すれば 但だ邱と墳とを見るのみ 古墓は犂(す)かれて田と為り 松柏は摧(くだ)かれて薪と為る

namo amita

南無阿弥陀仏とは、「南無」はnamo (sanskrit) の音写語で 「わたくしは帰依します」と意味し、 「阿弥陀仏」は、そのサンスクリット語の 「無量の光明の仏 (amitaabha)」の「はかることのできない」 という部分のamita (sanskrit) を略出したものである。

合掌

雑詩十二首/其一

ー陶淵明ー 盛年重ねて来たらず 一日再び晨(あした)なり難し 時に及んで当(まさ)に勉励すべし 歳月人を待たず

尋胡隠君

ー高啓ー 水を渡り 復た水を渡り 花を看 還(ま)た花を看る 春風 江上の路 覚えず 君が家に到る

遣懐

ー杜牧ー 懐(おも)いを遣(や)る 江湖に落魄(らくたく)して 酒を載せて行く 楚腰(そよう)繊細 掌中に軽し 十年一覚 揚州の夢 贏(あま)し得たり 青楼薄倖の名

渓居

ー柳宗元ー 久しく簪組(しんそ)の為に累(わずら)うも 幸いに此(ここ)に南夷(なんい)に謫(たく)せらる 閑に農圃(のうほ)の隣に依り 偶(たま)たま山林の客に似たり 官僚の装飾品であり、朝廷の官僚の代称。>

客至

ー杜甫ー 舎南舎北 皆春水 但(た)だ見る 群鴎(ぐんおう)の日日に来たるを 花径(かけい) 曾(かっ)て客(かく)に縁(よ)って掃(はら)わず 蓬門(ほうもん) 今始めて君が為に開く

熟果

green

・ミニトマト ・Chinese lantern plant ホオズキ(鬼灯、酸漿)は、ナス科ホオズキ属の多年草。 カガチ、ヌカヅキとも言う。

尋隱者不遇

ー賈島ー 隠者を尋ねて遇(あ)わず 松下(しょうか)童子に問う 言う 師は薬を採り去ると 只だ此の山中に在り 雲深くして処を知らず

初夏即事

ー王安石ー 石梁茅屋(せきりょうぼうおく)彎碕(わんき)有り 流水濺濺(せんせん)として両陂(りょうひ)を度(わた)る 晴日暖風 麦気を生じ 緑陰幽草 花時に勝る

香炉峰下新ト山居 草堂初成偶題東壁

ー白楽天ー 香炉峰下 新(あら)たに山居(さんきょ)をト(ぼく)し 草堂初めて成り偶(たま)たま東壁に題す 日高く睡(ねむ)り足りて猶お起くるに慵(ものう)し 小閣に衾(しとね)を重ねて 寒さを怕(おそ)れず 遺愛寺の鐘は枕を欹(そばだ)てて聴き 香炉峰の雪は簾を…

竹里館

ー王維ー 独り坐す幽篁(ゆうこう)の裏(うち) 琴を弾じて復た長嘯(ちょうしょう)す 深林人知らず 明月来たりて相照らす

飲酒二十首其五

ー陶淵明ー 廬(いおり)を結んで 人境に在り 而も車馬の喧(かしま)しき無し 君に問う 何ぞ能く爾(しか)るやと 心遠ければ 地自ずから偏なり