2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧
ー岑参ー 馬を走らせて 西来天に到らんと欲す 家を辞してより 月の両回円(まど)かなるを見る 今夜知らず 何れの処にか宿せん 平沙万里 人煙絶ゆ
ー杜甫ー 国破れて山河在り城春にして草木深し 時に感じては花にも涙を濺(そそ)ぎ 別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
一関産
陶淵明
ー唐寅ー 楊柳陰濃(こま)やかにして夏日遅し 村辺の高館平池慢(みなぎ)る 隣翁榼(こう)を挈(ひっさ)げて清早に乗じ 来たりて輸驘(えい)を決す昨日の棊(き)
ー白楽天ー 頭痛み汗巾(きん)に盈(み)つ 連宵(しょう)復た晨(あした)に達す 苦熱に逢うに堪えず 猶お頼(さいわ)いに是れ閑人
ネズミモチ(鼠黐、Ligustrum japonicum)は モクセイ科イボタノキ属の樹木。 和名は、果実がネズミの糞に、 葉がモチノキに似ていることから付いた。
ー杜荀鶴ー 三伏門を閉ざして一衲(のう)を披(き)る 兼ねて松竹の房廊を蔭(おお)う無し 安禅は必ずしも山水を須(もち)いず 心頭滅却すれば火も亦涼し
陶淵明
ー蘇東坡ー 水光瀲灔(れんえん)として晴れて方(まさ)に好し 山色空濛(くうもう)として雨も亦た奇なり 西湖を把って西子に比せんと欲すれば 淡粧濃抹(のうまつ)総て相宜し
ー杜牧ー 清明の時節 雨紛紛 路上の行人 魂を断たんと欲す 借問す酒家は何れの処にか有る 牧童 遥かに指さす 杏花の村
ー李白ー 秋波 泗水に落ち 海色 徂徠に明らかなり 飛逢 各自遠し 且(しばら)く林中の盃を尽くさん
ー陶淵明ー 秋菊 佳色有り 露に裛(うるお)う其の英(はな)をつみ 此の忘憂の物に汎(う)かべて 我が世を遺(わす)るるの情を遠くす
白楽天
ー李白ー 五陵の年小 金市の東 銀鞍白馬 春風を度(わた)る 落花踏み尽くして 何れの処にか遊ぶ 笑って入る胡姫酒肆(こきしゅし)の中
ー杜甫ー 李白一斗詩百篇 長安市上酒家に眠る 天子呼び来たれども 舟に上らず 自ら称す 臣は是れ酒中の仙と
勧酒ー于武陵(うぶりょう)ー ー(日本で広く親しまれてきた名訳)ー コノサカヅキヲ受ケテクレ ドウゾナミナミツガシテオクレ ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ 井伏鱒二「厄除け詩集」より
ー陸游ー 城上の斜陽 画角哀し 沈園 復た旧池台に非ず 傷心 橋下春波緑なり 曾(か)って是れ驚鴻(こう)の影を 照らし来たる。
マルメロ(榲桲、学名:Cydonia oblonga)は バラ科マルメロ属の落葉高木。 マルメロ属はマルメロのみの一属一種である。 カリンとも呼ばれるが、 ボケ属(Chaenomeles)のカリンとは異なる。 中央アジア原産。カリンやボケに近縁な果樹で、 一部の地域では…
ー杜甫ー 今夜 鄜(ふ)州の月 閨中 只だ独り看るならん 遥かに憐れむ小児女の 未だ長安を憶うを 解せざるを