2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

哭晁卿衡

ー李白ー 日本の晁卿(ちょうけい) 帝都を辞し 征帆一片 蓬壷(ほうこ)を遶(めぐ)る 明月帰らず 碧海(へきかい)に沈み 白雲愁色 蒼梧(そうご)に満つ

九月九日憶山東兄弟

ー王維ー 独り異郷に在って 異客と為り 佳節(かせつ)に逢う毎に 倍(ます)ます親を思う 遥かに知る 兄弟(けいてい)高きに登る処 遍(あまね)く茱萸(しゅゆ)を挿して 一人を少(か)くを

聞雁

ー韋応物ー 故園渺(びょう)として 何れの処ぞ 帰思方(まさ)に 悠なるかな 淮南(はいなん)秋雨の夜 高斎に雁の来るを聞く

静夜思

ー李白ー 静かな夜、寝床の前に 月の光が白く差し込むのを見て、 地上に霜が降りたかと疑った。 頭をあげてみると、 山に月がかかっている。 その月を眺めているうちに、 知らず知らずうなだれて、 しみじみ望郷の念にひたる。

万願寺唐辛子

絶句二首

ー杜甫ー 遅日 江山麗しく 春風 花草香し泥融けて 燕子飛び 沙(すな)暖かにして 鴛鴦(えんおう)睡る

シナモンロール

えてこう

猿公…「えて(猿)」を擬人化していう語。

ブルーベリー

ブルーベリー(英: blueberry)は、 ツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される 北アメリカ原産の落葉低木果樹の総称である。 果実は北アメリカでは古くから食用とされてきたが、 20世紀に入り果樹としての品種改良が進み、 ハイブッシュ系、ラビットアイ…

夏文旦

夏小夏(日向夏、ニューサマーオレンジ) 柑橘の中には、クロロフィル(葉緑素で緑色)と カロチノイド(黄色)の色素が含まれている。

除夜作

ー高適(せき)ー 旅館の寒灯 独り眠られず 客心何事ぞ 転(うた)た凄然たる 故郷今夜 千里を思う 霜鬢明朝 又一年

楓橋夜泊

ー張継ー 月落ち烏啼いて 霜天に満つ 江楓漁火 愁眠に対す 姑蘇城外の寒山寺 夜半の鐘声 客船に到る

亀雖寿

ー曹操ー 神亀寿(いのちなが)しと雖も 猶お意(おわ)る時有り 謄蛇霧に乗ずるも 終に土灰と為る 老驥(き)櫪に伏して 志千里に在り 烈士暮年 壮心已(や)まず

漁父(ぎょほ)

ー屈原ー …… 屈原はいう。 「世の中がみんな濁っている中で、 私ひとりが清く澄みきっていた。 人々がみな酔っ払っている中で、 私ひとりが醒めていた。 だから追放されたのだ。」 漁師はいう。 「聖人はものにこだわらず、 世とともに移り変わると申します…

山行

ー杜牧ー 遠く寒山に上れば 石径斜めなり 白雲生ずる処 人家有り 車を停めて坐(そぞ)ろに愛す 楓林の晩(くれ) 霜葉は二月の花よりも 紅なり

秋風引

ー劉禹錫ー 何処よりか秋風至る 蕭蕭として雁群を送る 朝来庭樹に入り 孤客最も先に聞く

再び下第(かだい)す ー孟郊ー 一夕九たび起ちて嗟(なげ)く 夢短くして家に到らず 両度長安の陌(みち) 空しく涙を将(も)って 花を見る

秋田産

書憤

ー陸游ー 塞上の長城 空しく自ら許せしも 鏡中の衰鬢 己に先ず斑なり 出師の一表 真に世に名あり 千載誰か堪えん 伯仲の間

暑中見舞い

tree frog loach

気概

長風 浪を破る 会(かなら)ず時有り 直ちに雲帆を 挂(か)けて 滄海を済(わた)らん (李白「行路難」より)

追憶花

七夕同窓会 合歓の花に重ねて 追憶花

述懐

ー魏徴ー …… 人生 意気に感ず 功名 誰か復た論ぜん

ミニ色弾

文月 ベランダに ミニトマト 色 弾ける

致仕

退官

貧交行

ー杜甫ー 手を翻せば 雲と作(な)り 手を覆せば 雨となる 粉粉たる軽薄 何ぞ数うるを須(もち)いん 君見ずや 管鮑貧時の交わりを 此の道 今人棄てて土の如し

憫農(のうをあわれむ)

ー李紳(りじん)ー 禾(いね)を鋤いて 日午に当たる 汗は滴る 禾(か)下の土 誰か知らん盤中の餐(さん) 粒粒皆 辛苦なるを 春に種(う)う 一粒の粟(ぞく) 秋に収む 万顆(ばんか)の子(み) 四海 閑田無きに 農夫 猶お餓死す