憫農(のうをあわれむ)

shinji172010-07-01

 ー李紳(りじん)ー
禾(いね)を鋤いて 日午に当たる
汗は滴る 禾(か)下の土
誰か知らん盤中の餐(さん)
粒粒皆 辛苦なるを
春に種(う)う 一粒の粟(ぞく)
秋に収む 万顆(ばんか)の子(み)
四海 閑田無きに
農夫 猶お餓死す