飲酒

shinji172010-05-18

二十首其七
 ー陶淵明
秋菊 桂色有り
露に裛(うるお)う 其の英(はな)をつみ
此の忘憂の物に汎(う)かべて
我が世を遺(わす)るるの情を遠くす
一觴(しょう) 独り進むと雖も
杯尽きて 壷自ずから傾く
日入って群動息(や)み
帰鳥 林に趨(おもむ)いて鳴く
嘯傲(しょうごう)す 東軒の下
聊(いささ)か復た 此の生を得たり