経木

shinji172009-12-04

経木(きょうぎ)とは、薄い木の板である。
材質は主にスギ、ヒノキが用いられる。
通常は柾目で削られている。
 紙が普及する前は、広く一般の記録媒体として用いられた。
削れば書き直しが何度でも出来るので、
紙が高価な時代には欠かせないものであった。
・仏具としての経木
 供養のための経文を書き込むなど仏教儀式に用いられる。
・包装材としての経木
 柔軟性が出る薄さにまで薄く削り、生鮮食料品、おにぎりなどの
食品を包装する材料やトレイなどに用いられる。
日本では大和時代から使われてきた包装材だが、
近年はビニール袋の普及により使用量が激減。
しかし最近、通気性や殺菌性に優れていること、
使用後は焼却や堆肥化バイオマス利用ができ環境に優しいとして
再び脚光を浴びている。
駅弁でもその特性から、今でも利用しているところがある。
経木を使う鹿児島本線折尾駅にある東筑軒の「かしわめし」は、全国的に有名。
・帽子素材としての経木
 経木帽(きょうぎぼう)、あるいは経木帽子と呼ばれるものは、
経木を薄く削ってひも状にして編んだもので、軽くて通気性が良いため
農作業で良く利用される。
 (Wikipediaより)
「経木饅頭」(花巻市)