2009-07-22 墨 製造後間もない固形墨は、水分の含有量が多く、 膠の成分が強く出るために粘度が強く、紙に書いた場合、 芯(筆で書かれた部分)と滲みの区別がわかりにくい。 年月が経って乾燥した墨は、膠の分解もすすむためにのびが良く、 墨色に立体感が出て、筆の運びにしたがって芯や滲みなど 墨色の変化が美しく出るとされる。 こうした墨は、「古墨」と呼んで珍重される。 墨が緻密に作られていれば、それだけ乾燥するまで長い年月がかかる。 (Wikipediaより)