shinji172009-07-22

製造後間もない固形墨は、水分の含有量が多く、
膠の成分が強く出るために粘度が強く、紙に書いた場合、
芯(筆で書かれた部分)と滲みの区別がわかりにくい。
 年月が経って乾燥した墨は、膠の分解もすすむためにのびが良く、
墨色に立体感が出て、筆の運びにしたがって芯や滲みなど
墨色の変化が美しく出るとされる。
こうした墨は、「古墨」と呼んで珍重される。
墨が緻密に作られていれば、それだけ乾燥するまで長い年月がかかる。
 (Wikipediaより)