2010-02-10 NHK/新 漢詩紀行 王維 同時代の詩人、李白が詩仙、杜甫が詩聖と 呼ばれるのに対し、その典雅静謐な詩風から 詩仏と呼ばれ、南朝より続く自然詩を大成させた。 『鹿柴』 空山不見人 空山 人を見ず (ひっそりとした山に人影もなく) 但聞人語響 但だ人語の響きを聞く (ただかすかに人の声だけが聞こえる) 返景入深林 返景 深林に入り (斜陽が深い林の中に差し込み) 復照青苔上 復た青苔の上を照らす (また青い苔の上を照らし出す)