shinji172009-07-18

気(き)とは、中国思想および中医学漢方医学)の用語の一つ。
一般的に気は不可視であり、流動的で運動し、作用をおこす。
しかし、気は凝固して可視的な物質となり、
万物を構成する要素ともなる。宇宙生成論や存在論で論じられた。
 正字は「氣」(異体字「炁」)。日本での通用の字体「気」は
漢字制限(当用漢字、常用漢字、教育漢字)による略字。
現代中国語では「气」が通用される。
 気はラテン語 spiritusやギリシア語 pneuma(プネウマ)、
ヘブライ語 ruah(ルーアハ)、あるいはサンスクリット prana(プラーナ)と同じく、
生命力や聖なるものとして捉えられた気息、
つまり息の概念がかかわっている。しかしそうした霊的・生命的気息の概念が、
雲気・水蒸気と区別されずに捉えられた大気の概念と
ひとつのものであるとみなされることによって
はじめて、思想上の概念としての「気」が成立する。
 (Wikipediaより)