篆刻

shinji172009-05-11

主に篆書を刻することから篆刻という。
ただし、甲骨文、隷書、楷書、あるいは
肖形(イラスト)を彫ったものも含めることがあり、
厳密な定義はない。 篆刻に用いる主要な印材は石であるが、
竹、骨、牙、植物の種子等を用いることも行われる。
 印材とされる鉱物としては葉臘石が一般的である。
これはモース硬度3.5ほどの比較的柔らかい鉱物であり、
特別の技術を要さず容易に加工ができる。
 これら石印材は朝鮮半島、タイ、ミャンマー、モンゴル、日本にも産するが、
産出の質、量、加工技術、流通においてもっとも主要なのは中国であり、
浙江省の寿山石、昌化石、福建省の青田石、
内蒙古の巴林石などが広く安価に流通している。
 田黄(寿山石の一つ)、鶏血石(昌化石など)の素材は美麗かつ稀少で、
非常に高価であり、軟宝石と称されることもある。
 (Wikipediaより)